買って失敗するクルマ?

弊サイト、表の方の検索ワードに「iQ 失敗」っていうものがちょくちょくあって、これは参考になる失敗談を探しているのか、iQをこき下ろす材料を探しているのかよくはわからないキーワードだなと思う。

ちなみにうちのサイトにそんなキーワードでたどり着いたところでiQ賛美をした記事しか置いてないので失敗談は存在しない。
残念だったな!

iQに乗り換えて1年経ちました というお話。

 

しかしまぁ、そんな検索をしたくなるのはわからなくもないクルマなのがトヨタiQ。

全長3mの中に4人乗れる1000ccないし1300ccの普通自動車ということで、非常にニッチで似たような物があまりない。
まったくないわけではないけれども。

ただまぁジャンルとしてはコンパクトカーとして、パッソやヴィッツのクラスと一緒に扱われるので「失敗」の要因にはなるんだろうなというのは想像しやすい。
要するにあれらのコンパクトカーと同等の利便性を期待して購入すると「失敗」するという事だ。
逆にいうとパッソやヴィッツのような物が欲しいのであれば、パッソやヴィッツのような自動車を買っておけば間違いないのである。

iQは上で書いた通りジャンルとしてはコンパクトカーではあるけれども、その中身はどちらかというとコペンやS660、ツインに近いものだと思った方が正しいだろう。
一応座席は4つついているけれども、メーカーからして3+1といっているし、所有している俺から言わせてもらえばざっくり2+1である。
後部座席なんてその窮屈さを理解した上で乗れなくも無いけど積極的に利用する場所ではないという認識でしかない。
普通に2シーターだと思え。
後ろは補助席だ。

まぁこの辺はその特徴や実用性を事前に調べずに興味本位だけで購入したら「失敗」するのかもしれない。
それくらいわかりにくい車種ではあるだろう。
ぶっちゃけ、ロードスターやS2000、コペンやS660を買って失敗したという話は聞いたことが無い。
あれらは惚れて買っているオーナーがほとんどだからであろう。
相応にクルマ好きか余程一目惚れして買ってるだろうからあばたもえくぼってなもんである。

ちょっと検索してみるとこういう記事も出てくる。

まぁ、なんというか、iQよりはコペンのほうがオープンだしよほど趣味的なのでiQと比べてもしっかりと惚れて乗ってるオーナーのほうが多いだろうなと。

それに比べるとiQに最初から惚れて乗ってる人ってなかなかいないんじゃないかと感じたりとかする部分もあったりはする。
というかこのクルマの魅力ってなんだろう。

スモールプレミアムは正直なところ盛りすぎだし、質感がいいわけでもない。
要するに小さくて狭いというところに魅力を感じない大多数の人には意味の無い自動車である。
軽自動車でもiQよりは広い。
アルトやミラのほうがよほど広い。
横幅だけでみたらiQのほうが広いけれども、実用性での荷室サイズは前後方向に広い方が体感的に利便性が高いわけなので幅なんて広くたってたかがしれている。

でもiQに関して言えば軽自動車のようなカップルディスタンスの狭さはないし、二人でフロントシートに乗って移動するだけに限れば案外悪くは無い。
まぁ、なんというか寸法的な、ホイールベースの短さに由来するピッチングはどうしても残りはするけれども、ディメンジョン的な数字から発生する特性なのである程度理解出来ていれば納得出来なくもない乗り心地ではあるなと。
逆に言うとその辺の数字に由来する挙動に対して不満があるのであれば最初からiQなんて選択肢に入ってこないのである。

ここまで書いてきたとおり、iQを選んで失敗するだなんてのは、自分が納得出来るかどうかの材料集めが不足しているだけで、特殊なクルマを買おうという状況に対しての勉強不足でしかないよなと思うわけである。

まぁ、稀少車が故にそういった判断をするための材料が足りてないというケースもあるのかもしれないけれども、そういったクルマを選ぼうとしているのであるんだし、そんなの当たり前であろうと言えなくもない。
つまりはそういったクルマを購入しようとする時点で相当なギャンブルとも言える。

そういったギャンブルをしたくないのであればおとなしく当たり前に売れている自動車を買って当たり前に乗っていればいいだけの話でしかないのである。

iQで失敗したく無いあなた、黙ってパッソに乗りましょう。
あれはあれで十分にいいクルマです。
新車で買えます。
燃費もいいです。

 

でもまぁ俺はiQ好きなんだけどもね。
買った当初よりも今ではずっと好きだなと思うし。
「iQで不便する事があったら都度レンタカー借りればいいし、そしたら普段乗れない車種乗り倒して遊べるし」
とか言ってるにもかかわらず今のところ一回もレンタカー屋にお邪魔したことが無い。
これはこれでもくろみが外れている。
ちょっと惜しい。